お菓子百科クラブ

バターは、天然素材のミルクから脂肪分を取り出して固めたもの。とってもピュアな素材なのです。ビタミンAもとっても豊富。それに、バターの脂肪分は、とっても良質なんです。バターの成分は、80%が乳脂肪。乳脂肪は油脂の中でも一番消化がいい油脂で、その消化率は、なんと97〜99%。赤ちゃんやお年寄り、胃腸の弱い方にも安心なんですよ。

でも、コレステロールが気になるわ、という方。コレステロールは「敵」と決めつけないでください。そもそもコレステロールは、細胞膜を作ったり、神経やホルモンを作ったり、カルシウムを吸収するビタミンDの材料となる大切なもの。血中濃度が高まると、動脈硬化の原因になったりするので過剰な摂取はいけませんが、血中のコレステロールを高めるのは、食物から摂った量ではないのです。肝臓で作られるコレステロールの量が問題なのです。あくまで「適正範囲以内では」という話ですが、その範囲ならコレステロール値が高い方が長寿という報告もあるんですよ。

 今、いろんな情報番組があっていろんな栄養素や健康食が紹介されてますよね。コレステロール値を下げるとしてあれだけちやほやされていたリノール酸が、今は「アトピーの原因になる」とか「過剰摂取はよくない」ということになっています。『健康』にも流行があるのでしょうか?
 リノール酸の場合は、「コレステロールを下げる」という効果を期待して「偏った摂取」をするのは危険なのかもしれません。脂肪には、飽和脂肪酸や不飽和脂肪酸などがあり、それぞれ重要な役割を持っています。マスコミに流されて、偏った摂取をするのではなく、バランスよく摂取することが一番大切なのでは?
厚生労働省の指針では、動物性脂肪:植物性脂肪:魚の脂肪=4:5:1で摂るのが理想的なのだそうです。
「太るから」「コレステロールが心配」とバターを毛嫌いしないで、上手につきあっていきましょうね。そして、めいっぱいお菓子を楽しみましょう!!
 
「バターはとってもピュアな素材」と書きました。ならば、おうちで手作りすれば、もっともっとピュアなバターが作れるんじゃない?と思ったあなたに、作り方を伝授いたします。作り方はとってもカンタン!!ただし、すっごく体力がいるので、お子さんと一緒にかわりばんこで作ってくださいね。


■手作りバターの作り方■
[1]
よ〜く洗った500mlペットボトル、動物性生クリーム200ccを用意します。
[2]生クリームをペットボトルに入れて、きっちりふたをします。
[3]振ります。ひたすら振ります。お休みの日にゴロゴロしているお父さんも巻き込んで振ります。
[4]そのうち固形化してきます。余分な水分をボウルに出して、さらに振ります。完全に水分が出なくなったらできあがり。5分くらいでできあがります。
できあがりはやわらかいので、ペットボトルの口から取り出せます。トーストなどに使う場合は、塩を好みで加えてください。レーズンを加えたりハーブを加えたり、アレンジも楽しいですよ。冷蔵庫で保存して、4日以内に食べきってくださいね。
途中で、ボウルに出した水分は、牛乳よりコクがありますので、コーヒーやクリームシチューにお使いください。



できたてバターは風味も絶品。甘いものが苦手なお父さんも手作りのよさに目覚めてくれるはず。そう。「手作り」は、楽しくておいしい暮らしを届けてくれるんです。