お菓子百科クラブ

 前項では、簡単に「アレルギーを起こしにくいようにしてあげることができる」と書きましたが、ある食品を徹底的に食事から取り除くというのは本当に大変なこと。
 
でも、食物アレルギーは、最初の項で書いたように乳幼児期に多くみられるもの。成長とともに少なくなっていきます。

 
同愛記念病院の馬場実先生が行った調査では、生後6か月時に卵アレルギー児・牛乳アレルギー児と診断された子が、3歳になると過半数、6歳になると8割近く無症状になったそうです。ですから、除去食を続けるかどうかは、3か月ごとに検討します。食物アレルギーと闘うお母さん、お父さん!!がんばってくださいね。

 アトピーっ子にとって、食べたくても食べられないお菓子が多いのはつらいことですよね。でもそこは、手作り派の皆さんです。工夫次第で、楽しくておいしいおやつを作ってあげられますよ。
 
芋ようかんやみつ豆などの和菓子や、きび団子などの昔ながらのおやつが安心。手作りなら「きび100%」、安心な材料だけで作れますものね。大豆アレルギーの方は、みつ豆の豆にはご注意くださいね。また、焼きリンゴに黒糖キャンディー、果物を使ったシャーベット。ゼリーだってアレンジが多彩だし、卵とバターを使わず重曹の力を借りれば、ホットケーキを作ることだってできちゃいます。
 
小麦粉と重曹を合わせてふるいます。砂糖大さじ1/2と油小さじ1/2をよく混ぜます。これを、先の粉類に加えてさっくり混ぜたら、焼き上げるだけ。大豆がダメな場合は、油をアレルギー用マーガリンか米油などに替えて。穀物アレルギーの場合、ひえ粉などでも作れます。クチナシの実を煮出した液を入れると、見た目もきれいですよ。
 それから、Vol.4でご紹介した「さつまいもチップス」だって、おいしい除去食おやつになっています。ね、アトピーっ子のおやつタイムも、手作りママにかかれば、魔法のように華やかで楽しい時間になるんですよ。
 今月の半ばには、街にクリスマスの気配が漂ってきます。そこで、いよいよつらくなるのが、アトピーっ子のお父さん、お母さん。おいしいクリスマスケーキを食べさせてあげたいけれど、痒くてつらい思いをさせたくない。それならば自分たちで作っちゃえ!ということで、卵を使わない除去食ケーキをご紹介しちゃいます。やっぱり普通のスポンジよりは重たい生地になりますので、切り分けるときは小さめのほうがいいかも。ケーキだけでお腹がいっぱいになってしまいます(^-^;)。

 今は、生クリームの代わりにアレルギー用ホイップやバターの代わりにアレルギー用マーガリンなど、アレルギー対策食品も充実してきました。どうしても生クリームたっぷりのケーキを食べさせてあげたいという方は、アレルギー対策食品取扱店でそちらをご用意くださいね。
お子さまの笑顔のために、素敵なクリスマスケーキが焼けますように。
卵抜き Xmasケーキ