玄関を開けると、オーブンから香ばしくお菓子の焼けるいい匂い。
おやつには、おいしさとともにお母さんのやさしさや元気の素や幸せがぎゅ〜っと詰まっています。そして、お子さまの心と体を健やかに育む『秘密』もたくさんあるんです。

ママのおやつ
子どもって基本的に体温が高いので、気温が高いときは冷やしてあげる必要があります。ですから、悪者扱いされがちな冷たいお菓子も適度ならOKなんですよ。いつものホットケーキミックスを使ってひんやり「アイスどら」はいかが?あんことアイスが絶妙な、今流行りの和風スイーツの出来上がりです。
夏休みですね!お子さんはずっとおうちにいるのでおやつを食べる回数も増えがち。出かけたら出かけたで困るのが、ぐずったり騒いだりして周りには迷惑をかけること。お母さんはくたくたでしょうけど、がんばって!今回は夏休み中のおやつやお出かけ先でのおやつのことを、一緒に考えていきましょう!
監修:こどもの城 小児保健部  管理栄養士 太田百合子先生

 子どもたちが一日中家にいる夏休みは、どうしてもおやつを食べる回数が増えがち。子どもとおやつについて調べた調査では、平日が1回しか食べない子どもが63.6%なのに、お休みの日は2回以上食べる子どもが65.0%を超えています。回数が増える上に冷たくて甘いジュースも飲み放題・・・となってしまっては、何よりも肥満も心配です。

 でも、この暑い時季に冷たいものが摂りたくなるのは人情です。子どもたちにガマンしろというほうがムリなのかも・・・。大切なのは「家に必要以上のお菓子を置かないこと」。目の前にあるのに食べるのをガマンさせるのと、ないから食べないのと、どちらがカンタンかというともうお分かりですよね。そして冷蔵庫にはペットボトル入りのジュースではなく麦茶の作り置きを。遊びに来る子どもたちにも「ウチは麦茶」と宣言してしまいましょう!

 そして、炎天下で遊んでいるときに水分を補給しないと、脱水症状を起こしてしまいますので、外に行くときも麦茶の水筒を準備してあげてくださいね。
 おやつも食事の一部
おやつそのものも食事の一部ですから、ゼッタイダメ!ではありません。お昼ご飯や夕飯に差し障りのない時間に与えるようにしましょう。甘い物ばっかりではなく、果物やお芋、おにぎりなども取り入れてあげてくださいね。
 ガマンを教えることも大切
一日の分量を決めて本人に管理させるのも手です。ちっちゃなバッグに「今日の分」のお菓子を入れて与え、「これ以上はないからね」とお約束します。最初は一遍に食べてしまうかもしれませんが、本当にそれだけしかくれないとわかると、自分で少しずつ食べるようになりますよ。ここはママと子どものガマン比べ。バッグが空になったからと泣いても、決して足してあげてはなりませぬぞ。ガマンを覚えることも大切なことなんだ、と肝に銘じてママもがんばりましょう。
 お菓子作りを楽しもう!
それから、せっかく子どもたちとの時間がもてる夏休みですから、一緒にお菓子作りを楽しんじゃいましょう!作るということは、食への興味をかき立ててくれますし、手作りおやつがあんまり好きではないというお子さんでも、自分の作ったものはすっごくおいしそうに食べるものなんです。
 夏休みに家族でお出かけ。もしも子どもがぐずったり騒いだら・・・?「お菓子をあげるからガマンなさい」なんてモノで釣ったりしてませんか? メッですよ。公共の場で周りに迷惑をかけないのは「当然」のこと。当然のことをしてご褒美がもらえるようなシステムは、作っちゃいけません。きちんと「周りの人の迷惑になることはしてはいけない」と教えてあげることが必要なんです。

 そしてお母さんがやっていると、子ども同士のコミュニケーションにもこのシステムが導入される危険性もあるんです。「○○ちゃん、これをあげるから遊ぼう」なんて・・・。違いますよね。「○○ちゃんが好きだから」「遊びたいから」遊んでほしいって、素直に言える子どもに育ってほしいですよね。

 大切なのはコミュニケーション、声に出して肌で触れて相手とお話することなんです。家族で出かけているから“コミュニケーションが取れている”とばかりは言えません。子どもがぐずったら「どうしたの?」って聞いてあげる。お腹が空いたのか飽きたのか、それとも一緒に歩く速さについていけないのかも・・・。声をかけて聞いてみないとわかりませんよね。こうやって子どもの声を聞くことがコミュニケーションなんですよ。

 お出かけ前にも、今日はどこに行ってどんな楽しいことをするのか、どんなことをしちゃいけないのか、きちんとお話ししてあげてくださいね。子どもたちはちゃんと聞いているはずです。「おみやげは○○円だけよ」などのお約束もしておけば、おみやげ売場でもママとのお約束を思い出してガマンしようとするはずです。

 お子さんが小さいときは、好きな絵本や音のでないおもちゃも持参して、お母さんが上手に気持ちをそらしてあげましょう。少し大きくなればしりとりやクイズも子どもは大好きです。クイズは出題するばかりじゃなくて、クイズを出させると子どもも乗ってきて盛り上がります。しりとりは、テンポよく素早くやった方が真剣みが増して楽しいみたいです。それから先輩ママからは「電車は一番前の車両で進行方向を見せると飽きない」っていうアドバイスもいただきました。ただし、運転手さんの邪魔にならないように気をつけて。

 車で移動のときは、子どもの好きな音楽をかけてあげてもいいですね。1〜2時間に一度はドライブインでの休憩も忘れずに。

 モノで釣ったことがないというもう一人の先輩ママは「ひたすら相手をする!2時間のだっこも1時間のしりとりも覚悟!ただ空腹は我慢させられないから何かしら持参するのは必須!」と教えてくれました。

モノより愛情!お母さんも一緒に楽しんで、がんばってくださいね。